http://response.jp/article/2014/05/20/223561.html
ヤマハ発動機株式会社は、新開発の2気筒250ccエンジンを搭載したスーパースポーツ“YZF-R”シリーズの新製品「YZF-R25」を、2014年7月からインドネシア市場に導入します。製造およびインドネシアでの販売は、同国のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(以下YIMM)が行います。
また、「YZF-R25」は当社新中期経営計画(2013年~2015年)の“事業規模拡大”を担うグローバルモデルとして開発、インドネシア国内だけでなく、アセアン・先進国市場への販売も視野に入れています。新製品「YZF-R25」は、<毎日乗れるスーパーバイク>をコンセプトに、クラス最高レベルとなるエンジン出力とYZF-Rシリーズを継承する軽量な車体とデザインにより、<スーパースポーツ>と呼ぶにふさわしい高次元な走行性能とスタイルを具現化しました。同時に<デイリーユース>での軽快な走行性と扱いやすさ、様々なシーンでの爽快な走りを実現しています。
近年スポーツモデルの人気が高まりつつあるインドネシアにおいて、YIMMは、レースを活用したマーケティング活動に加え、昨年11月にはスーパースポーツのフラッグシップモデルYZF-R1、YZF-R6 を導入、今年5月にはYZF-R15の製造・販売を開始するなど、「スポーツイメージ」を重点に置いたブランド戦略を行っています。今回の「YZF-R25」投入で、“YZF-R”シリーズの新たなラインナップが拡充。これにより、さらなる販売拡大、ブランド力強化を進めていきます。
ついにYAMAHAが動きました
モーターショーでの発表以来、本年中に発売、
サイトではYZR-M1のガレージの横に、
画像はモーターショーでのモデルと同じ、
市販バージョンは未だに公開されず、
サイトにはborn in 20/05/2014と書かれ、そして先日、発表となった訳です。
実は、
YAMAHA Rev Stationというサイトがあり、
外国語しか無いのが難点ですが、
果たして性能は如何に。
新開発の並列2気筒のエンジンに36馬力。166kgの車体重量ですから、パワーウェイトレシオは1馬力あたり4.6kg/ps。
同じ並列2気筒のライバル車、Kawasaki ニンジャ250と比べると31馬力、172kgで、パワーウェイトレシオは1馬力あたり5.5kg/psとなっています。
ホンダ CBR250Rは250ccの単気筒。29馬力の161kg。パワーウェイトレシオは7.6kg/ps。
スズキからは同様な、いわゆるレーサー風なモデルは出ていませんが、スポーツ的な観点で、なおかつ独断と偏見で、同じ土俵に上げられるのは、GSR250。Sのほうではありません。このGSRが24馬力183kgでパワーウェイトレシオは7.6kg/ps。
ここまでで、馬力に関してはクラス最高であることが判明。
車重はCBRに次いで2番手ですが、パワーウェイトレシオの数値でほかを圧倒しています。
これは今後のネオスタンダードクラスのレースで、反則扱いになりそうです(笑)
さらにトルクを比較してみると、
YZF-R25 22.6N・m(2.30kgf・m)/10,000r/min
ニンジャ250 21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpm
CBR250R 23N・m[2.3kgf・m]/7,500rpm
GSR250 22 N・m〈 2.2 kgf・m〉 / 6,500 rpm
YZF-R25は高回転型ですね。CBRは単気筒ゆえの強みでしょうか。GSRはネイキッド型の車体ですので、低回転でトルクを絞り出すセッティングになっていると推測できます。しかし、数値自体は、大して変わりがありませんでした。
時代の流れか
そして、これらを調べている時に気が付いたのですが、どのメーカーの所見表も、必ず燃費効率が記載されています。
CBR
国土交通省届出値: 定地燃費値*2(km/h) |
50.1(60)〈2名乗車時〉 | |
---|---|---|
WMTCモード値 (クラス)*3 |
32.4(クラス 3-1)〈1名乗車時〉 |
ニンジャ
40.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
25.7㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)
GSR
国土交通省届出値:定地燃費値※4 | 40.0 km / L(60km/h)2名乗車時 |
WMTCモード値※5 | 29.2 km/L(クラス3、サブクラス3-1)1名乗車時 |
CBRが単気筒ですので、ずばぬけて燃費が良いことがわかります。
R25に関しては、まだ数値が出ていませんので比較はできませんが、おそらくニンジャと変わらない位ではないでしょうか。
総括して
最近、ホンダがCBRを使って、良いレース活動を行っていますね。「アジアドリームカップ」というものがあり、また、国内でも「CBRカップ」がありますね。CBRカップは各地域の成績優秀者が、最終戦の鈴鹿大会へ出場し、優勝者はアジアドリームカップに出場させてもらえます。CBRのワンメイクのため、ニンジャやGSRは出場できませんが、世界選手権への足がかかりとしては、良いチャンスだと思います。
世界もいいのですが、国内でも手軽にレースやサーキットを楽しむことが出来る車両として、CBRとニンジャは人気があります。ここにYZF-R25が飛び込むことで、さらにレースが面白くなるのは明白です。
気になるYZF-R25の車両価格は、インドネシア現地価格で 53,000,000ルピア(日本円でおよそ47万円)。
ニンジャが55万、CBRが51万、GSRが47万と、どれも50万前後。
勝手な推測ですが、国内販売価格は53万程度になるのではないでしょうか。60万はいかないと思います。しかし、セローですら50万という車両価格・・・油断はできないですね。WR250Xなんて75万・・・
まとめ
買うか、買わないかとなると、まだ決めかねている状況です。少なくとも実車を見てみないことには、流石に結論は出せません。
しかし、欲しいなぁ、これ!