アイキャッチ画像 © Copyright Scott Jones, PHOTO.GP
Word Pressの予約投稿機能が上手くいかなくて、もう1週間も経ってしまいましたが、カタールGPが終了しました。深夜にオンタイムで観戦した方々、お疲れ様でした。
レギュレーションが大幅に変更になり、ちょっと判りにくくなったモトGP、いかがでしたか?
各クラス、熱い戦いであったことは間違いありませんので、エンターテイメントとしては成功でしょうね。
やるな!カリメロ・エスペレータ。
では、それぞれのクラスの私的な感想、そして今後の展開を予想!
Moto3
モト3は、KTMとホンダの戦闘力の差が無くなったように見えました。しかし、意外と終盤まで長い隊列のままレースは展開。終盤の数周はいつも通り、激しく順位が入れ替わるバトルとなり、ミスを犯したマルケス弟が4位へ、KTMのジャック・ミラーの初優勝となりました。
ミラーさん、ウイリーうめぇ!
絶対バリマシ(注:バリバリマシンの略。二輪走り屋系雑誌の代名詞だった)とか投稿してたやろ!って言うぐらい、ウイニングランで「無理ヒザ」やウイリーのパフォーマンスを見せてくれました。
優勝はKTMでしたが、2~4位はホンダマシンと、ホンダの戦闘力が格段に向上したのは明らかです。
これは今後も、接戦が繰り広げられる事でしょう。
Moto2
モト2は何と言っても、中上貴晶の走りでしょう!惜しかった!
終盤までトップを快走し、後半にかけて昨年までならペースダウンしていたのが、ペースを維持。これは大きな成長です。トップ3のマシンが全てカレックス製であることからも、2014年型カレックスのポテンシャルも良い事が判ります。
ラバットに抜かれてから、何とか挽回しようと頑張っていたのですが、ファイナルのセッティングの差なのか、ストレートでスリップに付いたものの、追い抜くには至りませんでしたね。
しかし、後半のペース維持が出来るようになった事は好材料です。今年度は初優勝、あるでしょう!
ここまで書いた後で、中上が失格というニュースを知りました。エアクリーナーの違反だそうで。チームメカも何やってんの!
長島哲太も、初のナイトレース、しかも転倒相次ぐサバイバルレースを走りきりました。タイムも予選より良くなっています。まだまだ経験が不足していますので、今は各レースを無事に走りきる事、これが重要です。
MotoGP
さて、直前にドカティの扱いが変更になり、すっかり訳がわからない状態になってしまいましたが、現時点でのレギュレーションをまとめますと、
- ファクトリー、未勝利のファクトリー、オープンの3種類のマシン規定。
- ファクトリーは燃料20リットル、エンジン5基(開発不可)、ECUソフトは自由。
- オープンは燃料24リットル、エンジン12基、ECUソフトは共通物を使用し、ファクトリーよりも、ワンランク柔らかいタイヤを選択可能。
- 未勝利のファクトリーはドカティを指す。燃料、エンジン、タイヤはオープンに準じ、ECUソフトは自由。
これだけ見ると、ドカティが勝てない要素が無いのですが・・・やはり思うようには行かないようです。このルールでレースを行い、ドカティが上位に入賞した場合、燃料は22リットルへ減量されたりなど、徐々にファクトリーと同様の仕様へ変更されるということです。
さて、結果ですが、マルケスの速さは本物でしょう!しかしロッシも復活したと見て、間違いないのではないでしょうか。
意外だったのはロレンソの転倒。本人いわく、「ジュニアのようなミスを犯した」だそうです。
そしてオープン勢も、かなり驚異になるようですね。アレイシ・エスパロガロが4位入賞。ドカティよりも上位でフィニッシュですよ。これは驚かざるを得ませんね。ホンダのオープン機、RCV1000Rは、思ったほどポテンシャルが無いのでしょうか?今のところ、ヤマハのオープン機のほうが、ポテンシャルは上に見えます。
それにしても、ロッシと互角のバトルを繰り広げるマルケス、恐ろしい逸材ですね・・・
今回のまとめ
ついにシーズンが始まりました。ロレンソ、中上にとっては厳しいスタートとなってしまいましたが、まだまだ残り17戦もありますので、一つでも上位で、一つでもノーポイントのレースを避けていただきたい!
今後も私的な感想を綴っていきます!次はオースティン、アメリカズカップだ!