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エントリーリスト公開
2014年のオフィシャルテストが始まる前に、暫定エントリーリストが公開されましたね。
- 4. アンドレア・ドビツィオーソ (イタリア): ドゥカティ・チーム (ドゥカティ)*
- 5. コーリン・エドワーズ (アメリカ): NGM・モバイル・フォワード・レーシング (FTR-ヤマハ)
- 6. ステファン・ブラドル (ドイツ): LCR・ホンダ・MotoGP (ホンダ)*
- 7. 青山博一 (日本): パワー・エレクトロニクス・アスパル (ホンダ)
- 8. エクトル・バルベラ (スペイン): アビンティア・ブルセンス (FTR)
- 9. ダニロ・ペトルッチ (イタリア): イオダレーシング・プロジェクト (ART)
- 12. レオン・キャミア (イギリス): イオダレーシング・プロジェクト (ART)
- 17. カレル・アブラハム (チェコ): カルディオン・AB・モーターレーシング (ホンダ)
- 19. アルバロ・バウティスタ (スペイン): ゴー&ファン・ホンダ・グレシーニ (ホンダ)*
- 23. ブロック・パークス (オーストラリア): ポール・バード・モータースポーツ (PBM)
- 26. ダニ・ペドロサ (スペイン): レプソル・ホンダ・チーム (ホンダ)*
- 29. アンドレア・イアンノーネ (イタリア): プラマック・レーシング (ドゥカティ)*
- 35. カル・クラッチロー (イギリス): ドゥカティ・チーム (ドゥカティ)*
- 38. ブラドリー・スミス (イギリス): モンスター・ヤマハ・テック3 (ヤマハ)*
- 40. ポル・エスパルガロ (スペイン): モンスター・ヤマハ・テック3 (ヤマハ)*
- 41. アレックス・エスパルガロ (スペイン): NGM・モバイル・フォワード・レーシング (FTR-ヤマハ)
- 45. スコット・レディング (イギリス): ゴー&ファン・ホンダ・グレシーニ (ホンダ)
- 46. バレンティーノ・ロッシ (イタリア): ヤマハ・ファクトリー・レーシング (ヤマハ)*
- 63. マイク・ディ・メッリオ (フランス): アビンティア・ブルセンス (FTR)
- 68. ヨニー・エルナンデェス (コロンビア): プラマック・レーシング (ドゥカティ)
- 69. ニッキー・ヘイデン (アメリカ): パワー・エレクトロニクス・アスパル (ホンダ)
- 70. マイケル・ラバティ (イギリス): ポール・バード・モータースポーツ (PBM)
- 93. マルク・マルケス (スペイン): レプソル・ホンダ・チーム (ホンダ)*
- 99. ホルヘ・ロレンソ (スペイン): ヤマハ・ファクトリー・レーシング (ヤマハ)*
*印のついたライダーはファクトリーオプションです。
予想だにしなかった、クラッチローのドゥカティ入り。テック3ヤマハでもう少し頑張れば、きっと勝てると思っていたのですが、この決断は吉と出るか、凶と出るか・・・
ファクトリー勢の戦いを予想
今年もおそらく、ヤマハファクトリーのロレンソ、HRCのマルケス、ペドロサの三つ巴になると予想するのが妥当ではないでしょうか。絶対王者のバレンティーノ・ロッシの復活を待ち望む声も多く聞こえますが、上記の3名はずば抜けています。彼らに追いつき、追い越すのは容易ではありません。
まだ、テストですら行われていない(12月と1月はテスト禁止期間)ので、昨年までの走りで予想すると、マルケスとロレンソの争いに、ペドロサがやや後方から加わり、さらにその後ろで、少し離されながら、ロッシが追いかける、という展開が多くなるだろうと思っています。
4位以下の争いに目を向けると、2014年序盤はスミス、ブラドル、バウティスタの3名で争いが繰り広げられ、中盤以降で、ポル・エスパロガロ、イアンノーネ、クラッチローの順で混ざってくるのかな、と。
残念ながらドゥカティの低迷は今年も変わらないと思います。ロッシですら改良しきれなかったマシン。独特の”しなる”フレームを使いこなすことが難しかったのか、日本メーカーと同様なアルミ製の高剛性のものに変更したものの、成績は一向に上向かず。そんな状態がここ数年続いているが、未だに解決策は見つかっていないようですし。
カル・クラッチローがテック3ヤマハからドゥカティワークスへ移籍しましたが、2014年はマシンに対応することで手いっぱいでしょう。ドヴィチオーゾは2013年と変わらないポジションと予想。
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オープンクラスの戦いを予想
さて、今年から名称と車両規定に変更のあった、オープンクラスについて予想してみます。
先ずはやはり、唯一人、最高峰クラスに参戦する日本人、青山に注目したいところです。
昨年までを振り返ると、どうもマシンに恵まれない印象が強かったが、今年はチームアスパーに移籍し、マシンはホンダのRCV1000Rを使用、環境にも申し分のない位置にいます。しかも、チームメイトは2006年MotoGP王者のニッキー・ヘイデン。頼もしいチームメイトと良好な関係が築ける事ができれば、表彰台も有りうるのではないでしょうか?
しかし経験の差で、ヘイデンに分があるのは確かでしょうけど。
昨年のCRTクラス王者の、アレックス・エスパロガロの存在は見逃せない。明らかにプロトタイプより劣るCRTマシンで、シングルフィニッシュを繰り返す実力は本物。おそらく6~9位のポジションを脅かす存在になると推測。表彰台も数回、上がるんじゃないかな。
上記のアレックスとのチームメイトが、コーリン・エドワーズ。念願かなって、ヤマハのエンジンを手に入れました。以前はロッシと組んでヤマハファクトリーで活躍した御大、今年はガンガン行くのではないでしょうか。
今年の注目すべき選手達
プロトタイプのマシン勢では、やはりカル・クラッチローの動きが気になりますね。そしてブラドリー・スミス。
クラッチローがドゥカティをどう乗りこなすのか、スミスはテック3のエースに見合う走りができるのか、このあたり、楽しみの一つです。
オープンクラス勢では、久しぶりにホンダに乗るニッキー・ヘイデン、昨年、骨折が無ければMoto2クラスチャンピオンだったかもしれない、スコット・レディング。この二人に注目してます。
他にも、スーパーバイクから転身したレオン・キャミア、2013年の鈴鹿8耐で、中須賀克行のチームメイトを務めたブロック・パークス。この二人、スーパーバイクでも活躍しましたし、何より鈴鹿8耐への参戦経験もありますので、一方的に親近感を持っています。
まとめ
勝手に予想しました。偏見だらけですが、ご容赦くださいね。
順位や展開の予想をしましたが、正直、誰にも判らない展開が待っていることでしょう。
レースの世界ですので、「たられば」はありません。
F1などと違って、無線でチームオーダー等は出されません。一度走り出せば、チームとライダーを繋ぐのは、猛スピードで駆け抜けるホームストレート上に出される、畳一枚程度のサイズのピットボードだけです。
あとはライダー達の自身の、駆け引きやプライドのぶつかり合いです。
どの選手も、勝てないと思って走ることはないでしょう。
勝てると思っても勝てないレースもあるでしょう。
怪我に泣く選手も出るかもしれません。
ファンとしては、全員が怪我などでリタイアせずに、シーズンを終えてもらいたい!
今年も熱い戦いが始まります。いちファンとして、一戦たりとも逃さずに視聴したいと思います。
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ホントは現地に行けるとイイんですがね(^_^;)