ロレンソ、不調の波から抜け出せるか？！ - いつもどおり、いつもどおり。

MotoGPは今週末、第三戦のアルゼンチンGPを迎えます。

開幕からポールトゥウインで2連勝している、マルケスの快進撃が止まりません。昨年度ペドロサと共に、マルケスの対抗として活躍したロレンソですが、今シーズンこれまでの2戦は、ロレンソらしからぬ内容です。

はたして、一時期的な不調なのか？それとも長いトンネルに入ってしまったのか？そのあたりに注目して、第三戦を予測してみましょう。

MotoGP初開催

正確には違いますが、現在のMotoGPクラスのマシンが走るのは、オフシーズンのテストを除いて、初めてのサーキットとなります。

15年前のGP500を最後に、GPカレンダーからは外れていましたが、今回コースが改修されたこともあり、カレンダーに復帰したようです。

往年のGPファンの方には、原田哲也とカピロッシの接触など、記憶している方もいらっしゃるのではないでしょうか？

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=s3oN_hAUWEU[/youtube]

いずれにしろ、今のMotoGPクラスでアルゼンチンを走った経験がある選手は、ほとんどいません。経験といった部分では、イコールコンディションなのではないでしょうか。

ヤマハファクトリーのロレンソは、オフシーズンのテストの段階から、あまり調子が良いようには見えませんでしたが、これまでの2戦を、ミスで台無しにしています。

カタールではトップ浮上後に、暖まりきっていなかったタイヤの左サイドのグリップを失って転倒、リタイヤ。

テキサス(アメリカズ)では、ダイナミックなジャンプスタートで、ライドスルーペナルティ。10位でフィニッシュ。

いずれも、チャンピオンを2回も取った男が犯すには、あまりにも初歩的なミスといえます。

これほどまでのミスを犯すのは、マルケスの存在があるからだ、という見方もありますが、何よりマシンの仕上がりに不安があるのではないでしょうか。

安心して操ることができない、グリップ感が得られないなど、何かしらの不具合を抱えているのだと考えます。

皆の経験の少ないコース。

だからこそ、マシンをビシッと決めて、はやくホルヘジャンプを見せて！

もう止まりません。彼のマシン、コースへの順応力の高さは、目を見張るものがありますね。

ここまで適応力が高いライダー、他にいたかしら・・・と思い起こしてみれば、ろっしも常勝のホンダから、低迷していたヤマハへ乗り換えて、初年度で年間王者を獲得していましたね。ドカティへの移籍は失敗に終わりましたが。

それはそうと、ロッシに憧れていたと言うマルケス。もうロッシの上をいく存在になってしまいました。

開幕から2戦連続のポールトゥウインで、ミック・ドゥーハンの記録に並びました。また、新たな記録を生み出すのか？このあたり、注目ですね。フリープラクティスの成績を見る限り、またポールポジションを獲得しそうな勢いです！

レギュレーションの紆余曲折を経て、ドカティは優遇措置をとることで、ファクトリーオプションとして参戦しています。

要点

と、かなりの優遇措置が取られています。しかし、シーズン中に好成績を収めると、ガソリンの使用量から制限がかかり、ゆくゆくはファクトリーと同様のレギュレーションとなるそうです。

わかりにくい！ジャーナリストも、わかりにくいと言っております。

もう、レギュレーションとか抜きにして、そのままのレースを見たほうが、よほど楽しめるような気がしています。

色々ありますが、フリー1回目でトップ発進だったロレンソが、どう仕上げていくのか。このあたりに注目して、予選、決勝を楽しみたいと思います！

さて、これまでの戦いを踏まえて、今回の順位を予想してみると・・・

こんな具合で予想します。エスパロガロ兄のポテンシャルは相当高いです。ロレンソ、フリー走行3までの総合で7番手と、またも苦戦を強いられそうな予感・・・！ロッシのほうが好調ですね。

5位以下はファクトリー勢が順当に入るでしょう。

但し、ドヴィチオーゾ、イアンノーネ、エルナンデス、ピッロ（クラッチロウの代役）のドカティ勢は、昨年度までとほぼ変わらない位置だと思います。

どんな結末が待っているのやら。マルケスにも頑張ってほしいし、ヤマハ党な私としては、ロレンソ推しで行きたい所。

決勝は22：45から、日テレＧ+で生放送！

月曜日休みなので、しっかり観戦しよっと！